ルアーブランド
「フルハウス」をあなたへ
フルハウスとはポーカーゲームの上から四番目の手となり、仕事上も釣りのターゲットとなる魚も上には上が有ると言う気持ちを持ち続けるという意味でつけました。世界中を釣り歩いた経験を基に、世界中何処へ行っても通用するルアーを作り、多様性のある魚種に対応できるルアー作りをコンセプトとしています。
26歳で渡米し、全米を駆け巡りハーレーの輸入事業を始める。
エンジン以外は全てカスタムした。
毎月渡米し、ヴィンテージのハーレーの買い付けを行っていた。
買い付ける物の全てが飛ぶように売れた。
アメリカ文化の好きな彼はこれまで60回渡米している。
地元群馬では、トラウトを中心に管釣りや少年期にはバスもやった。
これまで様々な釣りをしてきた。
表層での釣りが好きで、ハイブリッドスプーンを流行らせた釣具業界では重要人物。
樹脂を使った浮きやすいルアーで、表層ゲームで数々の実績を積み上げ、やがてそれが自信につながる。
ハイブリッドルアー「レクター」を2年の歳月を掛けて開発しリリース。
既に絶版モデルだが、未だに実戦での愛用者も多い。
大人気のカーディナル用のシャローリングやリボルバーハンドルなど覚えている方も多いと思うが、これらを考案したのも彼である。
「物作りが好き」な彼は、イメージしたものを次々と具現化していく。
そして彼が「人生そのもの」 と語る「キングサーモン」
開高健の「オーパ」や「河は眠らない」で強烈なインパクトを受け、
「俺も絶対キングサーモンを釣る」と、いつからか心に誓うようになっていた。
彼にはこだわりがある。もちろんそれはとてつもなく強い。
ひとつに、「バンブーロッドとアンバサダー」の組み合わせによって、キングサーモンを釣ることだ。
それは彼の中のひとつの物語なのだろう。
「先人達が非力なオールドタックルでキングサーモンを普通に釣っていた感覚を肌で感じたい」と言う探究心と好奇心から生まれた。
自身で企画製作したバンブーロッドは耐えられたものの推定20キロオーバーのキングサーモンのパワーは、アンバサダーを一瞬で粉砕・・・
悔しがる話かと思いきや、なぜか嬉しそうで、楽しそうだ。
この話だけでも彼の思考がわかるエピソードだろう。
2014年の夏に、ついに人生初のキングサーモンを釣り上げる。
その後今日までワールドツアーガイドとして、世界中のキングサーモンを狙い、数々の実績を生み出してきた。
ユーラシア大陸、南米大陸、北米大陸、3大大陸のキングサーモンを制覇した。
つまり、太平洋回りのキングサーモンは日本人として初めて制覇したのだ。
彼を動かす原動力はいつも「探究心」と「好奇心」でありその燃料は消えることのない情熱なのであろう。
そんな田島氏が、私と同じ年齢(54歳)にして、ルアーメーカー「フルハウス」を設立した。
愛煙家の彼は、タバコも手巻きの自作。
ヴィンテージのジムニーと、スズキのグラストラッカーは常にメンテナンスが行き届いている。
料理は作ることも、食べることも大好き。
パスタが大好物。